

- 2021年5月26日
『梅雨』
梅雨本番となりました。梅雨の雨は「梅」にとって恵みの雨。 この季節に雨が降ることで、梅の実は大きく膨らんでいきます。 ところで、『つゆ』はなぜ『梅の雨』と書くのでしょう。 『梅雨』とは・・・ 6~7月中旬、中国の長江下流地域から朝鮮半島、日本列島にみられる雨期のことです。 中国では『梅雨 メイユー』、 韓国では『長霖 チャンマ』といいます。 (*霖:ながあめ) 梅雨は東アジア特有の雨期であり、 梅も東アジアにしか生育しない植物です。 『梅雨』という言葉は、中国で生まれました。 ○『梅の実が熟す頃に降る雨』・・・『梅雨』 ○『黴(かび)が生えやすい時期の雨』・・・『黴雨』 雨期には『黴(かび)』が生えやすく、そこから『黴雨(ばいう)』という言葉が生まれました。しかし語感が良くないので『黴』ではなく『梅』という字となりました。 『梅雨』という言葉は、江戸時代に日本に伝わり、『つゆ』と呼ばれるようになりました。 ○『露(つゆ)』から派生した『梅雨(つゆ)』。 ○『熟した梅の実が潰れることから「潰ゆ(つゆ)」』。 6月の初旬はまだ実が硬く、下旬に収穫を終


- 2021年5月11日
『日に日に・・・』
春の訪れとともに、かたい蕾がほころび、芽吹いたもみじは日に日に葉を広げていきました。 今では色鮮やかな新緑がまぶしいほど目に映る季節を迎えています。 種がつきはじめています。 もみじの種はプロペラみたいになっています。 風に乗って、大地に降り立ち、命を繋げているのですね。 こちらは去年落ちた種が、春になり芽を出したのです。 じっと大地に眠って、時期が来たら芽をだす。 自然の力は凄いですね!! もみじという言葉の語源は動詞で、「反物を植物の色素で染め、揉み出して、それが水中に染み出す様子」を「もみづ」と古くから表現していたそうです。 秋になって紅葉した樹木の葉が赤や黄色に染まっていく様子をこの「もみづ」に例えて、紅葉した葉を総称して『もみじ』と呼ぶようになったと言われています。 新緑のもみじも、紅葉したもみじも、とても美しいです。


- 2021年5月6日
『もみまき』
稲作の準備が始まりました。 早い地域では田植えが始まっています。 本部では、4月25日(日)に「もみまき」を行いました。 もみまきを終え、3日後・・・芽が出てきました!! ただいま、すくすくと生長中です。 6月上旬に田植えを行う予定です。 田んぼにみんなで一列に並び、気を合わせて手植えをします。大地に触れると、とても気持ちが落ち着き、力をいただける気がいたします。 『米』という字をわけて書くと 八・十・八 となります。 お米には88柱の神様が宿る、お米が実るまでに88の手間がかかると考えられています。 私たちの命の源・・・『稲・米』 元気の「気」という文字はもともと「氣」と書き、「米」の字が使われていたのです!!「お米」は神聖な力のある食べ物だということを感じます。 私たちがいただくまでには、沢山のお働きがあるのですね。 一粒一粒のお米に感謝の気持ちを込めて・・・「いただきます」 「箸とらば 天地御代の 御恵み 祖先や親の 御恩忘るな」 今年も豊かに実りますように☆