

- 2021年4月4日
『さくらの語源って!?』
古来、田んぼの畦に植えられた桜は「種まき桜」として、桜の花が咲くと、大地が温まり、種まきの季節が来たことを知らせてくれる存在でした。 そして田の神が降臨する花とされていました。 『さくら』の「さ」は、早乙女や早苗の「さ」と同様に田んぼの神様のことを表し、「くら」は神様が座る台座、御座を表し、依り代を意味しています。 つまり!! 「さくら」は稲、農耕の神様が宿る木ということです。 農耕民族である日本人は農業の神様が山から降りてきて、桜の木を依り代にされ、種まきから収穫までを見守っていると考えられていました。 華やかに咲いて美しく散る・・・。 気高い桜の神霊は、古事記に登場する「木花咲耶姫」といわれております。 美と短命、そして強さの象徴でもあります。 木花咲耶姫は燃えさかる炎の中で出産をされた強さをお持ちでした!! 木花咲耶姫の神様のように、こころ美しく、真の強い女性になりたいものです。 今年も実り多き年になりますように・・・ 見守りください。


- 2021年4月3日
『春の訪れ』
九州道場では毎年20本余りの桜の木が、春を知らせてくれます。 本居宣長の詠まれた 「しき嶋の やまとごころを 人とはば 朝日ににほふ 山ざくら花」 の和歌が思い出されます。 毎年、満開の花を咲かせる桜。その姿は生命力に満ち観るものを感動に誘い、内に眠った日本人のDNAが目覚める気がいたします。 なんだか、桜の木がお天道様に向かって思いっきり手を伸ばしているような・・・ありがたい恩恵を感じます。 咲いているときも美しく、散った後には花びらのじゅうたんに。 桜は儚く美しく咲き誇り、春の訪れを告げるとともに私たちを楽しませてくれます。 しかし・・・お掃除も大変だ。。。 来年の春が待ち遠しいですね!!


- 2021年4月2日
『春季大祭』
3月下旬、三五教総本部及び九州総主会において「令和三年辛丑年春季大祭」が執り行われました。 国の弥栄を祈念して、「豊栄之舞」も奉納されました。 今年は3月20日に春分の日を迎えました。 「春分」は二十四節気の一つで、彼岸の中日とも呼び、昼と夜の長さが同じになる日です。 「暑さ寒さも彼岸まで」と言い伝えられています。 宮中では、歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祭る儀式「春季皇霊祭」が行われる日でもあります。 民間でもご先祖様のお祭りの日とされています。 教団においても、ご先祖様に感謝の気持ちを込めて御霊堂春季大祭が行われました。 子供達による「神之舞」も奉納され、ご先祖様も微笑ましくご覧になられたことと思います。 本部春季大祭当日は、雨が強く、春の嵐のような天気ではありましたが、春風によってお祓いをしていただいたように感じました。