

- 2021年7月31日
『茅の輪 (ちのわ) 』
遅くなりましたが・・・。 今回は『茅の輪』についての投稿です。 夏越しの祓・年越の祓には神域内に『茅の輪』が設けられます。 教団では、神域内の茅萱(ちがや)をとり、茅の輪を作ります。 茅萱を丁寧にそろえ、束ねて大きな輪にしていきます。 『茅(かや)』は、古来から「身についてしまった厄をはらうもの」「神聖なもの」として重要な役割を果たしてきました。 『茅の輪くぐり神事』は・・・ 茅の輪をくぐることにより、生活の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪穢れ・災い・厄を払い、これからも元気に過ごせますようにとの願いを込め、お祓いを受ける神事です。 茅の輪くぐりは日本神話に由来します。 備後国の蘇民将来が、旅の途中に宿を求めていた素戔嗚尊を貧しいながらももてなし、その恩返しとして蘇民の娘の腰に「茅の輪」をつけさせ、また「蘇民将来子孫也」との護符を授けたことで、その後に流行った疫病からも守られ、家も末永く繁栄したそうです。 腰につけていた茅の輪が長い歴史を経て大きくなり、人がくぐり抜けるものになったといわれています。 茅の輪の回り方があるのはご存じですか?


- 2021年7月4日
『開祖様47年祭・辛丑年夏越大祓式』
開祖・中野與之助翁が亡くなられて47年が経ちました。 6月20日には三五教総本部にて、6月27日には九州道場にて 開祖様47年祭が執り行われました。 色鮮やかなお花と共に供えられた献饌物の中には、本部職員また信徒の方が作られた真心いっぱいのお野菜もお供えすることができました。 また、神の舞も奉納されました。 午後からは夏越の大祓式が行われました。 【本部で作った茅の輪】 清らかな石笛の音色の中、祭主先達につづき参拝者一同、茅の輪くぐり神事を行い、夏越のお祓いをうけました。 昔から『水無月の 夏越の祓へする人は 千歳の命 延ぶといふなり』と唱えながら、茅の輪をくぐると夏の病気や災いから逃れられるとされています。 夏越の祓いは今年前半の穢れを祓って無事に過ごせたことに感謝し、後半も清らかな気持ちで元気で過ごせますようにと祈る行事です。 お祭りを行うにあたり、舞台づくりや、茅の輪づくりなど様々な準備がありました。一人ひとりの働きはとても大きいですね! 今年は良い天気にも恵まれ皆様のお蔭で、開祖様47年祭並びに大祓式を執り行うことができました。 誠にあり