『対馬に於ける国家安泰祈願祭』

平成20年より、全国各地の神社において“国家安泰”を祈願してきました。

きっかけは某新聞社に連載された「対馬が危ない」でした。

かつて「防人の島」として国境の最前線であった対馬、国を守るためにさまざまな地域から対馬海峡を渡った先人たちがいました。その尊い想いによって守られてきた島(私はそう思いたい)がいまなお、国境の矢面に立たされています。

コロナ禍のいま、遠方への移動は歓迎される行為ではありませんが、昨年11月三連休の二日間に祈願してまいりました。GoToトラベルが利用できる時だったので博多港は大勢の利用者で賑わっていました。

2009年3月の博多港
2020年11月の博多港

今は外国からの入国制限があり対馬を訪れる外国人が減っていました。

竹敷というところの外国人施設でも一旦帰国すると再び入国することができない状態でした。

令和2年8月31日に発生した台風10号は、9月6日から7日にかけて対馬をほぼ直撃、被害は随所に残っていました。倒木や残骸が残されているところは多くありましたが、神社参道は掃き清められていました。

海神神社(石段は三百近くあります)
西泊海水浴場

対馬北部の西泊海水浴場でも大量の砂が覆ってました。

島の海岸側は落石や倒木で通行止めされていました。

防人として国を守った御霊様へ国の弥栄と安寧を御祈願いたしました。

海神神社
厳原八幡宮

会津藩士たちが子供のころに教えられていた「什の掟」の一文「ならぬことは、ならぬものです」の精神をもって、私たち一人一人が国防(国を守る)意識を高めていかなければならないと感じました。